腰痛の予防|大阪で腰痛・椎間板ヘルニア・坐骨神経痛なら

腰痛の予防

腰痛の予防は、

背骨・骨盤といった体を歪ませないような姿勢を心がけることが大切です。

それから荷物の持ち方や適度な運動(ウォーキングなど)も必要です。

また、冬などは体が冷えて「ギックリ腰」が多い時期です。

特に腰や足元を冷やすと腰痛になりやすいので、腰にカイロを張るなどして温めるようにしましょう。

 

体を歪ませる姿勢(座り方)

  • 「横座りをする」
  • 「足を組んで座る」
  • 「ぺちゃんこ座りをする」
  • 「片膝を立てて座る」
  • 「右もしくは左の坐骨に体重をかけて座る」

こういった座り方は必ずやりやすい側があります。
それがクセとなって長年にわたって筋肉が覚えてしまいます。

その結果、背骨や骨盤を歪ませてしまいます。

背骨や骨盤がゆがむと「腰痛」になりやすいので
腰痛を予防するためにもこういった座り方にクセがある方はやめましょう。

姿勢はできれば、足を左右対称にして座ることがベストです。

 

体を歪ませる姿勢(立ち方)

  • 「片方の足ばかり体重をかけて立つ」
  • 「中腰の状態で立っている」

立ち仕事の方や電車で立っているとき、無意識に右か左足に体重をかけてしまっていることってありますよね。
いわゆる「休め」の状態です。

これもやりやすい側があり、

例えば「左足」ばかり体重をかけて立っていると体が傾きゆがんでしまいます。

なので左右交互にするかできれば、左右の足に均等に体重がかかるよう心掛けましょう。

中腰の状態が続くと、腰に相当な負担がかかります。
たまには腰を反らせたり、しゃがむなどして中腰の姿勢から一度体をリセットしましょう。

 

腰痛を予防する座り方

  • 「和式便所座り(ヤンキー座り、うんこ座り)」
  • 「正座」

腰痛にいい座り方は、「足や体が左右対称性」な座り方です。
「和式便所座りは、かかとを浮かさずにお尻を落とす」というのがポイントです。

正座も左右対称性ですよね。
足を重ねて正座をする人がいますが、これも重ねる側が決まってきます。

なので、左右の親指がそろうように正座をするのがいいですね。

 

荷物の持ち上げ方、カバンの持ち方

「荷物の持ち上げ方」と「カバンの持ち方」の注意点。

重い荷物を持ち上げるときはしっかり膝を曲げて腰を下まで落としてから持ち上げるようにしましょう。
それから、重いものを持ったり、運ぶときはなるべく体に引き付けて持つように心かけて下さい。

カバンの持ち方も重要です。

手荷物、買い物袋も左右の重さが均等になるように両手で持ちましょう。
片手で持つ場合は左右で持ち替えて持つことも大切です。

肩にかけるカバンもかけやすい側ってないですか?

右肩にカバンを掛ける人は右肩をあげるクセがあります。反対に左肩に掛ける人は左肩をあげるクセがあります。

こういったクセが肩の左右のゆがみを作り、重心も左右に傾き「腰痛」の原因になるのです。
普段から意識してカバンも左右交互に掛けるようにしましょう。

 

腰痛を予防する運動

  • 「ウォーキング、水中ウォーキング」
  • 「背筋をつける」

 

「ウォーキング、水中ウォーキング」について

基本的に左右の手足を対称性に動かす運動がいいです。ウォーキングのポイントは、「しっかり手を振り、大股で歩く」です。

膝や足を痛めている人は「水中ウォーキング」がおすすめです。
ゆっくりそして水圧で上半身をあおらないよう軽く前傾姿勢で歩くのがコツです。

 

つづいて、「背筋をつける」について

腰痛予防、腰痛体操で「腹筋をつける」といった考えがあるようですが、

しんそう療方の考えからすると「腹筋」は「体を曲げる筋肉」なので余計に腰が曲がり前傾姿勢を作ってしまうのです。

なので腰を伸ばす、上体を起こすという意味でも「背筋」を鍛えることの方が重要なのです。

普段の日常生活において「腰を曲げる」ことはあっても、「腰を伸ばす・腰を反らす」動作はほとんどないのです。
ということは腹筋は使っているが、背筋は使ってないということなんです。

腹筋よりも背筋をつけましょう。

 

腰痛になりやすいもの

  • 「ハイヒール」
  • 「健康サンダルや青竹ふみ」

ハイヒールについて

ハイヒールを履く女性は腰痛持ちが多いのです。
見た目がよくおしゃれなのですが、「つま先立ち」で歩いているようなものなので重心が前にきてしまいます。

そのため、バランスをとろうとして後ろへ腰を反らしてしまうのです。

いわゆる「反り腰」ですね。

腰も適度な前弯が必要ですが、前弯し過ぎると「腰痛」になりやすいのです。

 

「健康サンダル」と「青竹ふみ」について

これらは「足底」に刺激を入れるものです。
足底には腰からの神経(脛骨神経)が集まっているところです。

ここをむやみやたらに強い刺激を与えると腰の神経に悪い刺激が入り、腰痛を引き起こすことがあるのです。

 こういったものは「気持ちよさ」だけを考えたものであり、「体のバランス」を考えて作られたものではないのです。

 

これって「腰痛」にいいの?

腰痛の時に付けるもの、することとして、次のようなものがあります。

  • 「コルセット」
  • 「ストレッチ」
  • 「腰をひねって音を鳴らす」

 

「コルセット」について

コルセットは骨盤周りにベルトを巻きつけ、骨盤周りの筋肉(腹横筋など)を強く締め付けます。
それによって、骨盤(特に腸骨)と関係する神経に悪い刺激が入ってしまうのです。
圧迫骨折での腰痛はしかたありませんが、できればコルセットは付けない方がいいのです。

 

「ストレッチ」について

ストレッチは基本的に筋肉や関節を緩める体操です。
腰痛があるときは必ず左右の手足の筋肉に左右差がある状態です。

例えば左重心の人は左の太ももの前側の筋肉は緊張しているのですが、右の太ももの前側の筋肉は緩んでいるのです。
こういった状態で「緩んでいる右の太ももの前側の筋肉」をストレッチしてしまうと、余計に緩んでバランスが崩れてしまいます。

 

「腰をひねって音を鳴らす」について

これも腰痛持ちの方がしているのをよく見ます。

腰をひねると「ポキッ」と音がして、一時的に腰のだるさや重みが軽くなる感じがします。
ですが、これはそのときだけで、腰の正常な可動域を超えてひねる事で筋肉や関節に無理がかかり痛めてしまうこともあるのです。

クセになってしまうことも多いので、やめるようにしましょう。

2014年2月3日

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